6/2(土) 第1回医科学講習会
昨年度より、神戸市サッカー協会・医科学委員会の活動のひとつとして医科学講習会が行われています。
つつじが丘ファミリーサッカー保護者代表として、5年生の保護者の方2名に参加していただきました。
講演内容
・応急処置の必要性と正しい応急処置
・熱中症の対策と水分補給
『応急処置の必要性と正しい応急処置』
サッカーというスポーツ特性において、骨折・捻挫・筋損傷等の避けられない
スポーツ傷害の具体例をあげ、分かりやすく説明がありました。怪我の判断は指導者もしくは保護者の判断となるため、正しい認識が必要。
正しい応急処置とは・・・
R・・・Rest(安静) I・・・Ice(冷却) C・・・Compression(圧迫) E・・・Elevation(拳上)
等の初期治療を正しく行うことで、練習の復帰を早めることができる。
反面、応急処置が正しく行われないため、治療期間が長引いたり不完全な治療を
行ったため再発を繰り返すことがある。
『熱中症の対策と水分補給』
高温多湿な環境下での運動により発生頻度は格段に上昇する。
早めの水分補給により、重症になるのを防ぐことができる。こまめな水分補給。ただし、適切な栄養成分のある飲み物の摂取する。
ナトリウム 40〜80mg/100ml、糖 4〜8% 含有しているもの。お茶や水のみの摂取は一時的に体水分量は上昇するものの、
さらに運動を継続することにより体液濃度が薄くなり、それを戻そうとする
ためさらに水分が出てしまう。→自発的脱水ただし、サッカーは試合会場によっては水しか持ち込めない場合が多い!!
その場合は、水の他に食塩等をピッチ内に持ち込みひとつまみ程度摂取するとよい。
もしも熱中症になってしまったら、水分補給と足を高くして休む。
熱射病になってしまったら、首・脇の下を水や氷で冷やし、救急搬送。
参加していただいた保護者のかたの感想です。
・常識だと思っていた知識が違っていたりして大変参考になりました。
・Jリーグのメディカルスタッフとして活躍してこられたスポーツドクターの方の
お話ということで、外傷現場において即座に高度な救急処置を行うのかと
思っていましたが、意外にも私達保護者でもすぐできるような処置を
行うようです。今後にも生かせることができればと思います。
なんとなくの知識しか持たずにいることは怖いことだな、と感じました
いざというときに慌てないためにも、正しい知識を持ちたいですね。
医科学講習会は年間通して複数回行われる予定です。
また神戸市サッカー協会のオフィシャルサイトでは講演内容の確認もできますので、ぜひご覧ください。
ご参加いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。
(チーム長 K)